活動について
各地域での活動
活動レポート
- 地元への深い愛情が人々を「絆」で結ぶ
- 郷土料理の商品化で食文化をつなぎ地元に誇りを取り戻す
- 人々の想いが新たなブランドを創り出す
- 被災した工場が被災地を応援するという取り組み
- 鯉ブランド復興にオール郡山で取り組む
- 宮城県の食材のファンを作る試み
「宮城牡蠣の家 大漁や」2017レポート (1/3)
東京のど真ん中で海の幸・山の幸を堪能
2017年1月13日、東京都千代田区にある「大手町サンケイプラザ」で、「宮城県漁協直送 宮城牡蠣の家(かきのや) 大漁や」のオープニングセレモニーが行われた。
「宮城牡蠣の家 大漁や」とは、宮城県漁協直送の「宮城のうまいもの」が食べられる、期間限定のお店のこと。出店は今年で3回目を迎える。過去2回と同様、東京のオフィス街の中心・大手町にある、東京サンケイビルの屋外イベントスペース「フラット」に登場した。
東京のど真ん中に登場した「宮城牡蠣の家 大漁や」
昨年までは「牡蠣の家」という名称を前面に出し、東日本大震災により甚大な被害を受けた殻付き牡蠣の魅力を中心に伝えてきた。今年はその名称に「大漁や」を加え、殻付き牡蠣はもちろんのこと、銀鮭やホヤをはじめとする水産物のほか、セリ、牛タン、ササニシキなど農産物を使った料理も用意し、宮城県の自慢の食材を一堂にPRすることを目的にしている。
殻付き牡蠣以外にも豊富な食材を取り揃えている
過去2回の出店では、平日は仕事帰りのビジネスパーソンを中心に支持を集め、売り切れる牡蠣が出るほどの盛況ぶりだった。また、週末になると東京以外からも観光バスで食べに来る人たちが相次ぐなど、着実にその知名度と人気を確かなものにしている(「宮城牡蠣の家 大漁や」ホームページ:http://www.miyagi-kakinoya.com/)。
「宮城牡蠣の家 大漁や」では、宮城県が誇る6種類のプレミアムブランド牡蠣を味わうことができる。昨年まで提供されていた「唐桑(からくわ)」「長面浦(ながつらうら)」「鳴瀬(なるせ)」「万石浦(まんごくうら)」「荻浜(おぎのはま)」の5地域に、今年から新たに「志津川(しづがわ)」が加わった。どれも生産者がこだわりを持って、生産・選別した殻付き牡蠣だ。
「宮城牡蠣の家 大漁や」では6種類のプレミアムブランド牡蠣を味わうことができる
殻付き牡蠣のブランド化の推進役を担っているのは宮城県漁協。「復興応援 キリン絆プロジェクト」の支援を受けて実施されている、「宮城県産「殻付きカキ」ブランディングプロジェクト」の取り組みとして、宮城県行政や各地の牡蠣生産者とも協力しながら、首都圏で牡蠣のPR事業を行っている(贈呈式の記事はこちら:http://kizuna-nipponfoundation.info/2015/01/post-46.html)。
「宮城牡蠣の家 大漁や」は、東京に本社を置く株式会社キッズプロモーションが運営。「牡蠣小屋」をイメージした店舗は屋外に設置されているが、二重に密閉されたテントの仕様なので、冬場でも暖かい環境で料理を楽しむことができる。殻付き牡蠣は「ガンガン焼き」と呼ばれる、缶の中に入れた牡蠣を卓上コンロに載せて、蒸し上げる方法で提供される。牡蠣料理はもちろん、ホタテやタコ、ワカメなどの海の幸、また、こんにゃくやしいたけといった農産物など、東北の様々な食材を使った料理も味わえる。料理には欠かせないドリンクメニューには、東北の地酒に加え、「キリン一番搾り」をはじめとしたビールのほか、ワインやウイスキーなどキリングループの様々な商品も用意されている。