復興応援キリン絆プロジェクト

水産業復興支援事業

活動について

各地域での活動

活動レポート

HOME
活動レポート
岩手贈呈式レポート

水産業の支援を通じて日本の食卓を笑顔に (2/3)

水産業の復興を心待ちにする人々のために頑張ってほしい

 贈呈式では、冒頭、キリンビールマーケティング株式会社で東北統括本部長を務める石田明文から、主催者代表挨拶が行われた。

 「震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々へお見舞いを申し上げます。そして長きにわたる被災地の復興に励む皆様に、心より敬意を表します。キリンビール株式会社も仙台工場が被災しましたが、2011年11月に出荷を再開し、2012年2月には完全復旧を果たすことができました。これも多くの方々のご支援があったからこそです。誠にありがとうございました」

005-05.jpg
主催者代表挨拶を行う石田東北統括本部長

 キリングループではこうしたあたたかい支援へ感謝の気持ちを込めて、「復興応援 キリン絆プロジェクト」を始動した。「生産から食卓までの支援」をテーマに、キリングループの中でもキリンビール株式会社(以下、キリンビール社)が中心となって行う、水産業や農業に対する支援活動は、プロジェクトの大きな柱のひとつでもある。

 「水産業や農業の支援を通じて、豊かでうるおいある食生活と笑顔あふれる食卓をお届けできればと思います。仙台工場の従業員も、『私たちのビールを待っている人たちがたくさんいたから頑張れた』と申しています。水産業の復興を心待ちにしている人も多いことでしょう。皆様の頑張りを心より応援しています」

 石田東北統括本部長は、漁業関係者にエールを送りながら、主催者代表挨拶を締めくくった。

 続いて、「復興応援 キリン絆プロジェクト」の運営をサポートしている日本財団の海野光行・常務理事からも挨拶が行われた。

005-07.jpg
挨拶を行う海野常務理事。日本財団はキリングループが拠出した寄付金で基金を創設し、支援金の助成を行うことで被災地の水産業支援をサポートしている

「仕事をするとき、『大人は背中でものを語る』という言葉があります。仕事に対する誇りや仕事をする人の力強さを、黙っていても伝えることができるというものです。特に『力強さ』という言葉を聞くと、岩手で海を生業としている人々を思い浮かべます」

 海野常務理事は、岩手の海の男のたくましさをそう表現した。そして日本財団が岩手県の水産高校に船を進呈する支援をした際に聞いた、生徒や父兄の言葉を紹介した。
 「大災害の後の絶望の中、漁師たちが協力して復旧に励む姿を見て、大人の強さを感じました」
 「心に傷を負いながらも、子どもが海に出て船を動かしていることは、大人になって生き抜くための大きな原動力になるでしょう」
 平和は人の心を幸せにするが、不幸はときに人の心を結びつけるのかもしれない。生徒や父兄の言葉を聞き、海野常務理事はそう感じたという。
 その後、キリンビールマーケティング株式会社の石田雄治・岩手支社長と海野常務理事から、岩手県漁連で代表理事会長を務める大井誠治さんに、水産業支援の目録が贈呈された。

005-09.jpg
贈呈式で目録の授受を行った大井会長(中)、石田東北支社長(右)、海野常務理事(左)

ページの先頭に戻る