活動について
各地域での活動
活動レポート
- 地元への深い愛情が人々を「絆」で結ぶ
- 郷土料理の商品化で食文化をつなぎ地元に誇りを取り戻す
- 人々の想いが新たなブランドを創り出す
- 被災した工場が被災地を応援するという取り組み
- 鯉ブランド復興にオール郡山で取り組む
- 宮城県の食材のファンを作る試み
大船渡屋形船レポート 地元の期待を集める初の試み (1/3)
海から大船渡の魅力を堪能する
2015年1月13日、岩手県の大船渡湾内で、屋形船「潮騒」の試乗会が開催された。
試乗会を企画したのは、大船渡市を拠点に活動している「大船渡6次連携ブランド開発グループ」。同グループでは「復興応援 キリン絆プロジェクト」の支援を受けながら、1次・2次・3次の各産業が連携して食の新製品を開発するプラットホームを目指して、「美味しい楽しい元気の街大船渡づくりプロジェクト」を実施している(贈呈式の記事はこちら:http://kizuna-nipponfoundation.info/2014/11/6.html)。屋形船「潮騒」の試乗会は、このプロジェクトの一環として開催された。
大船渡湾の岸壁に停泊中の屋形船「潮騒」
「潮騒」はもともと東京湾をクルーズしていた屋形船。その船を借り上げ、4日間かけて大船渡湾まで運んで来た。その後、船の屋根から景色を見渡せるよう、デッキを取り付ける改修作業などを行い、安全審査もクリアした上で、大船渡湾での就航を実現させた。
船の屋根に取り付けられたデッキに立てば、海上から大船渡の風景を堪能できる
岩手県内はもちろん、大船渡湾で屋形船が運行するのも初めてのこと。湾内クルーズをすることで、陸上とはまた違う大船渡の魅力を再発見できる機会となる。また、船内では大船渡産の牡蠣をはじめ、様々な地元の海の幸を堪能することもできる。今回の屋形船の取り組みは、地域の新しい観光産業として、また、水産業の振興に寄与する事業として、地元からも大きな期待を寄せられている。
「潮騒」の定員は66名。試乗会には、大船渡市長や大船渡商工会議所会頭をはじめ、観光協会や旅行代理店の関係者など、総勢30人の招待客が参加。NHK、岩手放送、日経新聞、朝日新聞、河北新報など、メディア各社も取材に詰め掛けた。