活動について
各地域での活動
活動レポート
- 地元への深い愛情が人々を「絆」で結ぶ
- 郷土料理の商品化で食文化をつなぎ地元に誇りを取り戻す
- 人々の想いが新たなブランドを創り出す
- 被災した工場が被災地を応援するという取り組み
- 鯉ブランド復興にオール郡山で取り組む
- 宮城県の食材のファンを作る試み
宮城牡蠣の家レポート (1/3)
「宮城県産殻付き牡蠣」をプレミアムブランドに
2015年1月8日、大手町にある東京サンケイビルの屋外イベントスペース「フラット」で、「宮城牡蠣の家(かきのや)」のオープニングセレモニーが行われた。
「宮城牡蠣の家」は、震災により大きな被害を受けた宮城県産の殻付きブランド牡蠣を、一人でも多くの人に知ってもらおうと企画された。東京のオフィス街の中心である大手町に「牡蠣小屋」を出店。仕事帰りのビジネスパーソンなどが、気軽に牡蠣料理を味わえる場所となる(「宮城牡蠣の家」ホームページ:http://www.miyagi-kakinoya.com/)。
東京のど真ん中に出現した「宮城牡蠣の家」
「牡蠣小屋」では、「焼き牡蠣」や「牡蠣鍋」をはじめとする牡蠣料理はもちろん、ホタテやアナゴ、タコ、ワカメなどの海の幸、また、こんにゃくやクルミといった農産物など、東北の様々な食材を使った料理を味わえる。「牡蠣小屋」自体は屋外に設置されているが、二重に密閉されたテントの仕様なので、冬場でも暖かい環境で料理を楽しむことができる。また、焼き物料理はお客自身が卓上コンロで焼いて食べるので、都会にいながらアウトドア感覚が味わえるのも魅力だ。
宮城県産の牡蠣のほか、東北の海の幸・山の幸が味わえるのでメニューも豊富
「宮城牡蠣の家」は、株式会社キッズプロモーションが運営。東京・大手町にある東京サンケイビル・屋外イベントスペースで1月9日~3月20日まで開業される。「復興応援 キリン絆プロジェクト」の支援を受けた宮城県漁業協同組合(以下、宮城県漁協)が、「宮城県産「殻付きカキ」ブランディングプロジェクト」の取り組みとして、首都圏でのPR事業を行っている(贈呈式の記事はこちら:http://kizuna-nipponfoundation.info/2015/01/post-46.html)。
ここでは、宮城県漁協がブランド化の取り組みを始めている、「唐桑(からくわ)」「長面浦(ながつらうら)」「鳴瀬(なるせ)」の3地域の牡蠣が、「プレミアムブランド牡蠣」として提供されている。そして料理のお供になるドリンクメニューには、東北の地酒に加え、「キリン一番搾り」をはじめとしたビールのほか、ワインやウイスキーなどキリングループの様々な商品も用意されている。
「唐桑」「長面浦」「鳴瀬」の3地域の牡蠣をPRする看板
グランドオープンを翌日に控えたオープニングセレモニーには、テレビ局、新聞社、雑誌社、ネット媒体など、100を超えるメディアが取材に駆けつけ、「宮城牡蠣の家」に対する関心の高さを伺わせた。